第2回オリーブの盆栽展・神戸 元町会場
「第2回オリーブの盆栽展」神戸は、2014年10月3日~10月5日までの3日間、日本で初めてオリーブが根づき、収穫したオリーブの実からオイルの精製もおこなわれた日本のオリーブの故郷の地である神戸・元町のギャラリー「デラ・パーチェ」様で開催しました。 観光地の一角でありながら、静かな路地にあるギャラリー「デラ・パーチェ」さん。"della-pace"とは、イタリア語で「幸せ通り」を意味するそうです。イタリアといえはオリーブの本場。オリーブが繋いでくれた不思議なご縁を感じます。もちろん外観、そして展示スペースもオリーブが似合う白壁に囲まれた欧風なたたずまいです。
一枝一枝、そして一枚一枚の葉に作者の気持ちが込められたオリーブの盆栽を玄関やリビングにちょっと飾って、見てくれた人の心を癒してくれる。そんな盆栽の楽しみ方を体感いただける最高の空間ができました。オリーブの盆栽達が作るロマン溢れる世界感。そう、これがロマン派盆栽の世界です・・・
入って左側・手前には、若くして盆栽界で最高峰の賞・内閣総理大臣賞を2回も受賞している次世代を担う若手盆栽芸術家・秋山実氏の作品を展示。ご来場いただいた方々の心を癒してくれました。また、右側はオリーブの盆栽だけでなく、いろいろなオリーブの楽しみ方を提案しよう!ギャラリー「デラ・パーチェ」の黒澤オーナーのそんな一言で実現したオリーブ関連の商品を集めた展示/販売スペース。ギャラリー「デラ・パーチェ」にオリーブワールドを再現しました。
ギャラリー「デラ・パーチェ」さんのコンセプトスペース。そこには陶芸家の濱村裕子さんの鉢に植えられたオリーブの盆栽を中心に展示。地中海をイメージした洋風盆栽の世界を演出してみました。
展示だけでなく、同時にオリーブの盆栽の販売も行いました。「お友達の誕生日のプレゼント」用にご購入いただいたり、これをきっかけにオリーブの盆栽ファンが1人・また1人と増えていってくれたら嬉しい限りです。
多くのオリーブの品種は、他の品種の花粉でないと受粉しにくく、実を生らすには違う品種をもう一本お手元に置いていただくのがベストなのですが、このアルベキナという品種は自家受粉でき一本でも実が生る可能性の高い品種です。しかもDNA鑑定済みなので正真正銘のアルベキナ。こちらの苗も販売したところ、好評につきすぐに完売してしまいました。やはり一本でも実が生るのは、魅力ですよね!
夜、窓の外から覗いてみると、手前のオリーブの盆栽達のシルエットが何ともロマンチック。オリーブの盆栽が作り出す影が素敵なのは、このスリムに整えられた樹形によるものなのかと再認識しました。どうです、かわいいでしょう!
合同会社エスティア日本様がギリシャより直接輸入しているオーガニックオリーブオイル「イリニ・プロマリウ」の試飲/販売や、ギリシャの職人さん手作りのオリーブウッドを使ったピアスをはじめとしたオリーブウッド製品などの展示/販売も行いました。オリーブの盆栽の話だけでなく、オリーブ好きの方々としたオリーブ談義、楽しかったです!
ご来場いただいた皆様をはじめ、スタッフのみんなの笑顔が絶えない展示会でした。オリーブを楽しもう!をコンセプトにオリーブの盆栽を中心にオリーブに関するものだけを集めた展示会が開催できたこと、本当に感謝しております。
3日間という短い期間でしたが、ギャラリー「デラ・パーチェ」さんの素敵な空間の中で、オリーブの盆栽を多くの方に紹介でき有意義な3日間を送ることができました。また、来年お会いできる日を楽しみにしております。
最後になりましたが、ご来場くださいました方々、そして、ギャラリー「デラ・パーチェ」のオーナー・黒澤様、いっしょに展示を盛り上げていただきましたギリシャからオリーブオイルを輸入されている合同会社エスティア日本の戸出様、ワークショップ・オリーブで作る盆栽入門や展示会全般をお手伝いいただきましたBONSAI KUMI様、その他関係者の皆様、本当にありがとうございました。
■開催データ
2014年「第2回オリーブの盆栽展」神戸・元町会場
【開催期間】2014年10月3日から10月5日
【開催場所】神戸・元町のギャラリー『デラ・パーチェ』
【作品】盆栽芸術家・秋山実(オリーブ盆栽)、オリーブ盆栽研究家・冨澤亮司(オリーブ盆栽)、陶芸家・濱村裕子(陶器)
【主催】有限会社ウェッブアイ(オリーブワールド事業部)
【協力】合同会社エスティア日本、BONSAI KUMI、有限会社カジムラファーム、株式会社ニッシンイクス、秋山盆栽園